現代のレオナルドダビンチ製造機。PenDisplay「CINTIQ」
ワコムといえば、「タブレット」とよばれるペン型入力機器のメーカーとして有名だが、「CINTIQ」シリーズは趣を異にする。従来のタブレットは、ペンでの入力はPCモニタでの確認だった。CINTIQは、ペン入力するノートの部分にディスプレイがあり、スケッチブック感覚でCGを作成できる。同社従来のデザイナーや映像クリエイター向けのタブレット「Intuos3」からの乗り換えユーザーを狙っているということだが、プロならずともスケッチ心を刺激される商品となった。PhotoshopやIllustratorというツールが、いかに優れたツールと言えど実際には、マウスと、実に面倒くさいベジェ曲線、融通の利かない矩形ツールなどを組み合わせて表現せざるをえない。手書きの方が簡易に表現を高められる。
モナリザや最後の晩餐などの著名な絵画以外にヘリコプター、機関銃、馬や人力によって動く装甲戦車、クラスター爆弾、潜水艦など当時では考えられない発想をスケッチから生み出しているレオナルドダビンチは、「ペン」と「ノート」で描くことによって、物事の本質を探し出そうとしていたと言われる。また、膨大なノートと挿絵を使ったマインドマップという手法の原点を用いて、発想を構築していたとも。CINTIQをそのような右脳活性化用途に使うのもありかもしれない。
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