XEROX、プリンタを無料で配るサービス
おそらく近い将来、「ダンピング」は国家間の貿易では「悪」とされるように、フリーは資本主義の敵とされる時代が来るのではないか。人にものをあげる行為や寄付行為は現代資本主義社会にとっては「悪」とされる時代が来るのではないか。最近そう思う。寄付行為が課税対象となる日は近いのかと。フリーペーパーのように広告で回収するしくみもなく、ほぼ趣味で作ったようなプログラムが現実で売られている製品より質がよかったりすると商品は売れなくなる。これをメーカーが悪いと断じることができないような社会をインターネットは作り出した。数百人、数千人のプログラマが趣味でつくる無料のプログラムは製品をしのぐことが時折ある。「人にものをあげる」という善意の行為が、人々の職を奪いかねない。倫理をとるのか、体制をとるのか。世界がこれを突きつけられた時、間違いなく後者になるだろう。食えてこその人生だからである。
XEROXが提供する無料のプリンターは、そういったフリーの概念とは赴きを異にする。業務などで月に500枚以上のカラープリンタを行うような組織の場合には、トナーなどの消耗分を同社から購入するという前提でプリンタを無料で提供するサービスである。これはフリーではなく、ビジネスである。
